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03.睡眠鎮静薬

※あくまで手引きに記載された試験範囲として、内容をまとめたものです。

※既に試験に受かっている方はここの記載だけを当てにしないでください。

※成分名前の☆は三重県の平成25~29年での第三章の試験にて、名称が登場した回数です。(1回以上登場した年を1とカウントしています。また、名称のみを参照し、問題内容までは見ていません)

【禁】禁忌、【相】相談、【重】重篤な副作用、【副】その他の副作用、【注】備考等

(OTC添付文書への表記方法に従う。そのため、手引きでは「避ける」といった表現も【禁】ではなく【相】に当たるものもある。基本的にどのような表記だろうが『ダメ』だと考えれば問題ない)

 

●抗ヒスタミン成分

・神経細胞の刺激を介して覚醒の維持等を行うヒスタミンをブロックすることで、刺激が低下し眠気を促す

(アレルギー用内服薬より転記)

【禁】機械類の操作(眠気等)

【相】排尿困難、緑内障

【副】排尿困難、口渇、便秘

☆☆☆☆ジフェンヒドラミン塩酸塩

【禁】慢性的な不眠症状、不眠症(あくまで眠りが浅いなどの緩和で使用

【禁】妊婦、妊娠疑い

【禁】15歳未満(逆に興奮状態になる可能性)

【禁】機械類の操作


⇒アレルギー用内服薬等

【禁】授乳中

●鎮静成分

☆アリルイソプロピルアセチル尿素

(解熱鎮痛薬より転記)

依存性が高い

【禁】機械類の操作(眠気)

☆☆☆ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)

(解熱鎮痛薬より転記)

・アリルイソプロピルアセチル尿素と同じ

【相】妊婦、妊娠疑い

 

●生薬

釣藤鈎チョウトウコウ[神経の興奮・緊張緩和]

・アカネ科、カギカズラ等の通例、とげ

酸棗仁サンソウニン[神経の興奮・緊張緩和]

・クロウメモドキ科、サネブトナツメの種子

鹿子草カノコソウ吉草根キッソウコン[神経の興奮・緊張緩和]

・オミナエシ科、カノコソウの根茎及び根

矮鶏時計草チャボトケイソウ(パッシフローラ)[神経の興奮・緊張緩和]

・トケイソウ科、開花期の茎及び葉

ホップ[神経の興奮・緊張緩和]

・アサ科、ホップの成熟した球果状の果穂

●漢方[体力](含カンゾウ、マオウ、ダイオウ)

☆☆酸棗仁湯さんそうにんとう[中等度↓](カ)

・心身が疲れ、精神不安、不眠等があるもの:不眠症、神経症

【相】1週間の使用で改善がみられない

【相】胃腸が弱い、下痢や下痢傾向

【副】悪心、食欲不振、胃部不快感

☆☆加味帰脾湯かみきひとう[中等度↓](カ)

・心身が疲れ、血色が悪い、時に熱感を伴うもの:貧血、不眠症、精神不安、神経症

抑肝散よくかんさん[中等度↑↓](カ)

・神経が昂り、怒りやすい、イライラ等があるもの:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症、歯軋り、更年期障害、血の道症

【相】動くと息が苦しい、疲れやすい、足がむくむ、急に体重が増えた(心不全の可能性)

抑肝散加陳皮半夏よくかんさんかちんぴはんげ[中等度](カ)

・やや消化器が弱く、神経が昂り怒りやすい、イライラ等があるもの:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症、更年期障害、血の道症、歯軋り

柴胡加竜骨牡蠣湯さいこかりゅうこつぼれいとう[中等度↑](ダ)

・精神不安、動悸、不眠、便秘等を伴う高血圧の随伴症状、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘

【相】虚弱、胃腸が弱く下痢しやすい、瀉下薬服用中

【重】肝機能障害、間質性肺炎

【副】腹痛、激しい腹痛を伴う下痢

桂枝加竜骨牡蠣湯けいしかりゅうこつぼれいとう[中等度↓](カ)

・疲れやすい、興奮しやすいもの:神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症

●相互作用

・【禁】[併用]他の睡眠鎮静薬、鎮静成分配合薬

・【禁】飲酒

・【注】医薬的効果が標榜されていない生薬や食品(ハーブ)との併用

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投稿日:2017年5月22日 更新日:

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