※あくまで手引きに記載された試験範囲として、内容をまとめたものです。
※既に試験に受かっている方はここの記載だけを当てにしないでください。
※成分名前の☆は三重県の平成25~29年での第三章の試験にて、名称が登場した回数です。(1回以上登場した年を1とカウント。また、名称のみを参照)
【禁】禁忌、【相】相談、【重】重篤な副作用、【副】その他の副作用、【注】備考等
(OTC添付文書への表記方法に従う。そのため、手引きでは「避ける」といった表現も【禁】ではなく【相】に当たるものもある。基本的にどのような表記だろうが『ダメ』だと考えれば問題ない)
●局所麻酔成分(外用歯痛)
・知覚神経の伝達遮断で痛み鎮静
☆アミノ安息香酸エチル
(特記事項なし)
⇒胃腸薬(鎮痛鎮痙系)
・【禁】6歳未満(メトヘモグロビン血症を起こす恐れ)
☆☆ジブカイン塩酸塩
(特記事項なし)
⇒痔疾用薬
・【重】ショック
テーカイン
(特記事項なし)
●局所刺激成分(外用歯痛)
☆メントール[冷感刺激]
・知覚麻痺による鎮痛及び鎮痒
☆カンフル[冷感刺激]
・メントールと同じ
ハッカ油[冷感刺激]
・メントールと同じ
ユーカリ油[冷感刺激]
・メントールと同じ
●殺菌消毒成分(外用歯痛)
・【副】刺激
☆フェノール
(特記事項なし)
歯科用フェノールカンフル
(特記事項なし)
☆☆木クレオソート
・局所麻酔も
⇒胃腸薬(整腸系)
・局所麻酔も
・蠕動運動(過剰な腸管の働き)を正常化し、水分や電解質の分泌も抑制
オイゲノール
(特記事項なし)
☆☆☆セチルピリジニウム塩化物
(特記事項なし)
⇒鼻炎用薬
効果○:細菌、真菌
効果×:結核菌、ウイルス
●生薬(外用歯痛)
山梔子[抗炎症、血行促進]
(皮膚薬(消毒、鎮痛等)より転記)
・アカネ科、クチナシの果実
●殺菌消毒成分(外用歯槽膿漏)
☆☆☆セチルピリジニウム塩化物
(特記事項なし)
⇒鼻炎用薬
効果○:細菌、真菌
効果×:結核菌、ウイルス
☆☆クロルヘキシジングルコン酸塩
・【重】ショック
⇒口腔咽喉含嗽薬
・【禁】アレルギー既往歴、口腔内に傷やひどいただれがある(強い刺激の恐れ)
・【重】ショック
⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)
効果○:細菌、真菌
効果×:結核菌、ウイルス
☆イソプロピルメチルフェノール
(特記事項なし)
チモール
(特記事項なし)
⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)
効果○:細菌、真菌
効果×:結核菌、ウイルス
ヒノキチオール[抗菌、血行促進、抗炎症]
(皮膚薬(抗菌、頭皮等)より転記)
・ヒノキ科、タイワンヒノキ等から得られた精油成分
丁子油[殺菌、抗炎症]
・フトモモ科、チョウジの蕾又は葉を水蒸気蒸留して得た精油
⇒胃腸薬(健胃系)
丁子[健胃(芳香)]
・フトモモ科、チョウジの蕾
⇒口腔咽喉含嗽薬
丁子[芳香による清涼感]
●抗炎症成分(外用歯槽膿漏)
☆☆☆グリチルリチン酸二カリウム
(特記事項なし)
⇒風邪薬等
・ステロイドに似ている
・大量摂取は偽アルドステロン症を発症恐れ
・【禁】長期連用(40mg↑/1日)
・【相】むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧、高齢者(40mg↑/1日)
・【注】グリチルリチン酸は甘味料としても利用されている
☆グリチルレチン酸
・グリチルリチン酸二カリウムと同じ
●止血成分(外用歯槽膿漏)
☆☆☆カルバゾクロム
(痔疾用薬より転記)
・毛細血管補強、強化
●組織修復成分(外用歯槽膿漏)
☆☆☆☆アラントイン
(特記事項なし)
●生薬(外用歯槽膿漏)
カミツレ[抗炎症、抗菌]
・キク科、カミツレの頭花
☆ラタニア[収斂]
(口腔咽喉含嗽薬より転記)
・クラメリア科、クラメリア・トリアンドラおよびその同属植物の根
ミルラ[収斂、抗菌]
(口腔咽喉含嗽薬より転記)
・カンラン科、ミルラノキ等の植物の皮部の傷口から出て凝固した樹皮
●抗炎症成分(内服歯槽膿漏)
☆☆☆☆リゾチーム塩酸塩
・【禁】鶏卵アレルギー(成分の元のため)
・【重】ショック
(平成30年3月の手引き改訂で風邪薬等の一部からは削除された)
●止血成分(内服歯槽膿漏)
☆フィトナジオン(ビタミンK1)
・血液凝固機能を正常に保つ
☆☆☆カルバゾクロム
(痔疾用薬より転記)
・毛細血管補強、強化
●組織修復成分(内服歯槽膿漏)
☆☆☆銅クロロフィリンナトリウム
・歯肉炎に伴う口臭抑制も
●ビタミン成分(内服歯槽膿漏)
☆☆ビタミンC
・コラーゲン代謝改善による歯周組織の修復補助
・毛細血管強化による出血抑制
⇒滋養強壮薬
・主成分:アスコルビン酸(アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム等)
・抗酸化作用、メラニンの産生抑制、皮膚や粘膜機能の正常化
・しみ、そばかす、日焼けやかぶれによる色素沈着、歯茎や鼻の出血の予防、ビタミンの補給
☆☆☆☆☆ビタミンE
・血行促進
⇒滋養強壮薬
・主成分:トコフェロール(トコフェロール、トコフェロール酢酸エステル等)
・抗酸化、血流改善
・末梢血管障害による肩凝りや首筋の凝り、手足の痺れ、手足の冷え、しもやけ、更年期の肩凝りや首筋のこり、ひえ、手足のしびれ、のぼせ、月経不順、ビタミンの補給
・【相】生理が早く来る、経血量が多い(女性ホルモン調整によるもので一時的なものであるが、出血が長く続く場合は要相談)