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15.高コレステロール改善薬

※あくまで手引きに記載された試験範囲として、内容をまとめたものです。

※既に試験に受かっている方はここの記載だけを当てにしないでください。

※成分名前の☆は三重県の平成25~29年での第三章の試験にて、名称が登場した回数です。(1回以上登場した年を1とカウントしています。また、名称のみを参照)

【禁】禁忌、【相】相談、【重】重篤な副作用、【副】その他の副作用、【注】備考等

(OTC添付文書への表記方法に従う。そのため、手引きでは「避ける」といった表現も【禁】ではなく【相】に当たるものもある。基本的にどのような表記だろうが『ダメ』だと考えれば問題ない)

 

●コレステロールについて

・低密度リポタンパク質(LDL):コレステロールを肝臓⇒末梢組織へ、悪玉とも呼ばれる

・高密度リポタンパク質(HDL):コレステロールを末梢組織⇒肝臓へ、善玉とも呼ばれる

LDL>HDLになると生活習慣病に繋がる

・脂質異常症:LDLが140mg↑/dL、HDLが40mg↓/dL、中性脂肪が150mg↑/dLのいずれか

 

●高コレステロール改善成分

☆☆☆大豆油不鹸化物(ソイステロール)

・腸管でのコレステロールの吸収抑制

リノール酸を含む植物油

・コレステロールと結合、代謝されやすいコレステロールエステルを形成し、肝臓におけるコレステロール代謝促進

☆☆ポリエンホスファチジルコリン

・リノール酸を含む植物油と同じ

☆☆☆☆パンテチン

・LDL等の異化排泄促進

・リポタンパクリパーゼ活性でHDLの産出を高める

 

●ビタミン成分

☆☆☆ビタミンB2

・血槳中に過剰に存在するコレステロールは、過酸化脂質となって様々な障害の原因となる

・コレステロールの生合成抑制、排泄異化促進、中性脂肪抑制、過酸化脂質分解


⇒滋養強壮薬

主成分:リボフラビン(リボフラビン酪酸エステル、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム等)

脂質の代謝に関与、皮膚や粘膜機能の正常化

口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび、肌荒れ、赤鼻、目の充血、目のかゆみ、ビタミンの補給

・【注】尿が黄色くなる(元の成分の色であり、問題は無い)

☆☆☆☆☆ビタミンE

・過酸化脂質の生成抑制

・末梢での血行促進


⇒滋養強壮薬

主成分:トコフェロール(トコフェロール、トコフェロール酢酸エステル等)

抗酸化、血流改善

末梢血管障害による肩凝りや首筋の凝り、手足の痺れ、手足の冷え、しもやけ、更年期の肩凝りや首筋のこり、ひえ、手足のしびれ、のぼせ、月経不順、ビタミンの補給

【相】生理が早く来る、経血量が多い(女性ホルモン調整によるもので一時的なものであるが、出血が長く続く場合は要相談

☆☆ガンマ-オリザノール

(滋養強壮薬より転記)

・抗酸化作用、ビタミンE等と組み合わされる

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投稿日:2017年6月26日 更新日:

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