※あくまで手引きに記載された試験範囲として、内容をまとめたものです。
※既に試験に受かっている方はここの記載だけを当てにしないでください。
※成分名前の☆は三重県の平成25~29年での第三章の試験にて、名称が登場した回数です。(1回以上登場した年を1とカウント。また、名称のみを参照)
【禁】禁忌、【相】相談、【重】重篤な副作用、【副】その他の副作用、【注】備考等
(OTC添付文書への表記方法に従う。そのため、手引きでは「避ける」といった表現も【禁】ではなく【相】に当たるものもある。基本的にどのような表記だろうが『ダメ』だと考えれば問題ない)
●鉄分
・不足した鉄分を補充
・赤血球が酸素を運ぶのに重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラル
・【副】吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢
・【注】服用30分↑↓にタンニン酸を含む物(緑茶等)を摂ると、反応して吸収が悪くなる
・【注】吸収は空腹時の方が高いが、副作用の観点から食後の方が望ましい
・【注】便が黒くなる。これ自体は問題ないが、服用前から黒い場合は消化管内で出血の可能性
(個々の成分での出題は無いが、鉄としての出題は☆☆☆☆)
フマル酸第一鉄
(特記事項なし)
溶性ピロリン酸第二鉄
(特記事項なし)
可溶性含糖酸化鉄
(特記事項なし)
クエン酸鉄アンモニウム
(特記事項なし)
●銅
・ヘモグロビンの産生過程で鉄の代謝や輸送に重要
(個々の成分での出題は無いが、銅としての出題は☆☆)
硫酸銅
(特記事項なし)
●コバルト
・赤血球が作られる過程で必要なビタミンB12の構成成分
・骨髄での造血機能を高める
(個々の成分での出題は無いが、コバルトとしての出題は☆☆)
硫酸コバルト
(特記事項なし)
●マンガン
・糖質や脂質、蛋白質の代謝で働く酵素の構成物質
・エネルギー合成促進
(個々の成分での出題は無いが、マンガンとしての出題は☆☆☆)
硫酸マンガン
(特記事項なし)
●ビタミン成分
☆☆ビタミンB6
・ヘモグロビン産生に必要
⇒滋養強壮薬
・主成分:ピリドキシン(ピリドキシン塩酸塩、ピリドキサールリン酸エステル)
・蛋白質の代謝に関与、皮膚や粘膜、神経機能の維持
・口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび、肌荒れ、手足のしびれ、ビタミンの補給
☆☆ビタミンB12
・正常な赤血球の形成
⇒滋養強壮薬
・主成分:コバラミン(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン塩酸塩)
・赤血球の形成補助、神経機能の正常化
葉酸
・正常な赤血球の形成
☆☆ビタミンC
・消化管内で鉄が吸収されやすい状態を保つ
⇒滋養強壮薬
・主成分:アスコルビン酸(アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム等)
・抗酸化作用、メラニンの産生抑制、皮膚や粘膜機能の正常化
・しみ、そばかす、日焼けやかぶれによる色素沈着、歯茎や鼻の出血の予防、ビタミンの補給