31.殺虫忌避剤

【禁】:使用してならない、しない、避ける、適用外
【相】:治療を行っている医師、調剤を行った薬剤師への相談
【重】:まれに起こる重篤な副作用
【副】:一般的に現れやすい副作用、漢方製剤では不向きも含む
【注】:再発を招く、要観察、注意喚起、その他注意点
【効】:漢方製剤等の効能、効果
【主】:主製剤

◆殺虫忌避剤に使われる成分

■殺虫

●有機リン系

-アセチルコリンエステラーゼとは不可逆的に結合し働きを阻害

-哺乳類や鳥類は速やかに分解排泄されるため毒性は比較的低い

【注】 高濃度や多量に曝露 神経の異常な興奮による縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺が現れる可能性

・ジクロルボス

・ダイアジノン

・フェニトロチオン

・フェンチオン

・トリクロルホン

・クロルピリホスメチル

・プロペタンホス

●ピレスロイド系

-比較的速やかに自然分解され残効性が低い

-家庭用殺虫剤として広く使用される

-神経細胞に直接作用、神経伝達の阻害

・ペルメトリン

・フェノトリン

-殺虫成分で唯一シラミの駆除を目的として人体に直接適用される

・フタルスリン

●カーバメント系、オキサジアゾール系

-アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合

-ピレスロイド系に抵抗するものに対して使用

-一般的に有機リン系に比べ毒性は低い

・プロポクスル(カーバメント系)

・メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)

●有機塩素系

-神経細胞に対する作用

-かつては広く使われていたが、残留性、体内蓄積性から現在は一種のみウジやボウフラ防除に使用

・オルトジクロロベンゼン

●成長阻害

-昆虫の脱皮、変態阻害

-有機リン系、ピレスロイド系に抵抗するものに対して使用

・メトプレン

-幼虫がさなぎになるのを妨げる

-不完全変態(さなぎ過程が存在しない)のもの、ダニには無効

・ピリプロキシフェン

-幼虫がさなぎになるのを妨げる

-不完全変態のもの、ダニには無効

・ジフルベンズロン

-脱皮時の新しい外殻形成を阻害、正常な脱皮の阻止

■その他

●殺虫補助

-単体では弱いか無いが、殺虫成分との組み合わせで効果を高める

・ピペニルブトキシド

・チオシアノ酢酸イソボルニル

●忌避

・ディート

-臭いが虫の嫌うものであるという説が有力だが、実際何故効くのかは解明されていない

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