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18.痔疾用薬

※あくまで手引きに記載された試験範囲として、内容をまとめたものです。

※既に試験に受かっている方はここの記載だけを当てにしないでください。

※成分名前の☆は三重県の平成25~29年での第三章の試験にて、名称が登場した回数です。(1回以上登場した年を1とカウント。また、名称のみを参照)

【禁】禁忌、【相】相談、【重】重篤な副作用、【副】その他の副作用、【注】備考等

(OTC添付文書への表記方法に従う。そのため、手引きでは「避ける」といった表現も【禁】ではなく【相】に当たるものもある。基本的にどのような表記だろうが『ダメ』だと考えれば問題ない)

 

●痔について

・痔核:肛門にある血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもの。いぼ痔

-内痔核:直腸粘膜にできる痔核。自覚症状が少ない

-外痔核:肛門の出口にできる痔核。出血や患部の痛みがある

・裂肛:肛門の出口からやや内側に傷が生じたもの。切れ痔

痔瘻じろう:肛門内部の肛門腺窩せんかに糞便の滓が溜まり、炎症や化膿を生じたもの

 

●局所麻酔成分(外用)

・皮膚や粘膜等の局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用し刺激伝達を遮断

☆☆リドカイン

【重】ショック

リドカイン塩酸塩

・リドカインと同じ

☆アミノ安息香酸エチル

・リドカインと同じ


⇒胃腸薬(鎮痛鎮痙系)

【禁】6歳未満(メトヘモグロビン血症を起こす恐れ)

☆☆ジブカイン塩酸塩

・リドカインと同じ

プロカイン塩酸塩

(特記事項なし)

 

鎮痒ちんよう成分(抗ヒスタミン成分)(外用)

・かゆみ緩和

【副】腫れ


⇒アレルギー用内服薬等

【禁】機械類の操作(眠気等)

【相】排尿困難、緑内障

【副】排尿困難、口渇、便秘

☆☆☆☆ジフェンヒドラミン塩酸塩

【禁】[坐薬、注入軟膏]授乳中


⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)

(特記事項なし)

⇒アレルギー用内服薬等

【禁】授乳中

☆☆☆☆ジフェンヒドラミン

・ジフェンヒドラミン塩酸塩と同じ

☆☆☆クロルフェニラミンマレイン酸塩

(特記事項なし)

 

●鎮痒成分(局所刺激成分)(外用)

・穏やかな刺激で痒み抑制

☆☆☆クロタミトン[熱感刺激]

(特記事項なし)

☆カンフル[冷感刺激]

(特記事項なし)


⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)

・軽い炎症を起こし反射的な血管拡張による血行促進

・知覚麻痺による鎮痛及び鎮痒

ハッカ油[冷感刺激]

・シソ科、ハッカの地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却し固形分を除去した精油


⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)

・軽い炎症を起こし反射的な血管拡張による血行促進

・知覚麻痺による鎮痛及び鎮痒

☆メントール[冷感刺激]

(特記事項なし)


⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)

・軽い炎症を起こし反射的な血管拡張による血行促進

・知覚麻痺による鎮痛及び鎮痒

 

●抗炎症成分(ステロイド性)(外用)

・炎症や痒み緩和

(皮膚薬(消毒、鎮痛等)より転記)

【禁】水痘すいとう水疱瘡みずぼうそう)、水虫、田虫、化膿している患部(免疫低下作用)

【禁】長期連用

【相】患部が広範囲(一時的な皮膚症状に使用される(ちなみに顔面への広範囲は【禁】))

☆☆ヒドロコルチゾン酢酸エステル

(皮膚薬(消毒、鎮痛等)より転記)

・1g↑又は0.025mg↑/1mLの製品は特に長期連用を避ける

プレドニゾロン酢酸エステル

(特記事項なし)

 

●抗炎症成分(その他)(外用)

☆グリチルレチン酸

(風邪薬の「グリチルリチン酸ニカリウム」から転記)

・ステロイドに似ている(ステロイドについては後に説明)

大量摂取は偽アルドステロン症を発症恐れ

【禁】長期連用(40mg↑/1日)

【相】むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧、高齢者(40mg↑/1日)

【注】グリチルリチン酸は甘味料としても利用されている

☆☆☆☆リゾチーム塩酸塩

(口腔咽喉含嗽薬から転記)

【禁】鶏卵アレルギー(成分の元のため)

【重】ショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症

(平成30年3月の手引き改訂で風邪薬等の一部からは削除された)

 

●組織修復成分(外用)

・創傷の治癒促進

☆☆☆☆アラントイン

(特記事項なし)

アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(アルクロキサ)

(特記事項なし)

 

●止血成分(アドレナリン作動成分)(外用)

・血管収縮による止血


⇒アレルギー用内服薬等

【相】心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害(プソイドエフェドリン塩酸塩は【禁】

☆☆テトラヒドロゾリン塩酸塩

(特記事項なし)

☆☆☆メチルエフェドリン塩酸塩

【相】[坐剤、注入軟膏]心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害(悪化の可能性)

【相】[坐剤、注入軟膏]高齢者(上記の基礎疾患がある可能性)


⇒アレルギー用内服薬等

依存性

【相】授乳中

☆エフェドリン塩酸塩

(特記事項なし)

☆ナファゾリン塩酸塩

(特記事項なし)

 

●止血成分(収斂成分)(外用)

・不溶性の膜で粘膜の保護や止血

タンニン酸

・ロートエキスと組み合わされることもある

☆酸化亜鉛

(特記事項なし)


⇒皮膚薬(消毒、鎮痛等)

【相】湿潤(手引きでは、「患部の湿潤、化膿、傷が深いものは使用を避ける」と記載」)

硫酸アルミニウムカリウム

(特記事項なし)

卵黄油

(特記事項なし)

 

●殺菌消毒成分(外用)

☆クロルヘキシジン塩酸塩

(皮膚薬(消毒、鎮痛等)より転記)

効果○:細菌、真菌

効果×:結核菌、ウイルス


⇒口腔咽喉含嗽薬

【禁】アレルギー既往歴、口腔内に傷やひどいただれがある(強い刺激の恐れ)

【重】ショック

☆☆☆セチルピリジニウム塩化物

(鼻炎用薬より転記)

効果○:細菌、真菌

効果×:結核菌、ウイルス

ベンザルコニウム塩化物

・セチルピリジニウム塩化物と同じ

デカリニウム塩化物

・セチルピリジニウム塩化物と同じ

☆イソプロピルメチルフェノール

(皮膚薬(消毒、鎮痛等)より転記)

効果○:細菌、真菌

効果×:結核菌、ウイルス

(特記事項なし)

 

●生薬(外用)

☆☆紫根シコン[新陳代謝促進、殺菌、抗炎症]

・ムラサキ科、ムラサキの根

セイヨウトチノミ[血行促進、抗炎症]

・トチノキ科、セイヨウトチノキ(マロニエ)の種子

 

●ビタミン成分(外用)

☆☆☆☆☆ビタミンE

・末梢血管の血行改善


⇒滋養強壮薬

主成分:トコフェロール(トコフェロール、トコフェロール酢酸エステル等)

抗酸化、血流改善

末梢血管障害による肩凝りや首筋の凝り、手足の痺れ、手足の冷え、しもやけ、更年期の肩凝りや首筋のこり、ひえ、手足のしびれ、のぼせ、月経不順、ビタミンの補給

・【相】生理が早く来る、経血量が多い(女性ホルモン調整によるもので一時的なものであるが、出血が長く続く場合は要相談

ビタミンA油

・傷の修復促進


⇒滋養強壮薬

☆☆☆ビタミンA

主成分:レチノール(レチノール酢酸エステル、ビタミンA油、肝油等)

夜間視力維持、皮膚や粘膜機能の正常化

目の乾燥感、夜盲症(とり目)緩和、ビタミンの補給

【相】妊娠3ヶ月以内、妊娠疑い、妊娠希望(10000国際単位(以下IU)以上を妊娠3ヶ月前から3ヶ月摂ったことで新生児の先天異常のリスクが上昇の報告があり、OTC(服用)での含有量は1日最大4000IUまでと決められている)

●生薬(内用)

☆センナ[瀉下(大腸刺激)]

(胃腸薬(整腸系)より転記)

・マメ科、チンネベリセンナ又はアレキサンドリアセンナの小葉

・妊婦、妊娠疑いの人は避ける

(※手引きには「特に」ということで記載があるが、添付文書では【禁】ではなく、【相】に変わりは無い)

【禁】授乳中(乳児に下痢が生じる恐れ)

☆センノシド[瀉下(大腸刺激)]

(胃腸薬(整腸系)より転記)

・センナから抽出された成分

・妊婦、妊娠疑いの人は避ける

(※手引きには「特に」ということで記載があるが、添付文書では【禁】ではなく、【相】に変わりは無い)

【禁】授乳中(乳児に下痢が生じる恐れ)

大黄ダイオウ[瀉下(大腸刺激)]

(胃腸薬(整腸系)より転記)

・タデ科、ショウヨウダイオウ、タングートダイオウ等又はそれらの種間雑種の通例、根茎

センノシドを含む

・妊婦、妊娠疑いの人は避ける

(※手引きには「特に」ということで記載があるが、添付文書では【禁】ではなく、【相】に変わりは無い)

【禁】授乳中(乳児に下痢が生じる恐れ)

・【注】ダイオウを構成生薬に含む漢方でも瀉下作用があるため、(便秘で無い人は)下痢が副作用として現れる可能性

☆☆甘草カンゾウ[抗炎症、気道粘膜からの分泌促進。日局:(煎薬として)激しい咳、口内炎、しわがれ声、痔や脱肛の痛み]

(鎮咳去痰薬より転記)

・マメ科、ウラルカンゾウ又はグリキルリザ・グラブラの根及びストロン、ときに周皮を除いたもの

グリチルリチン酸を含む

【禁】長期連用(1g↑/1日)

【相】むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧、高齢者(1g↑/1日)

・【注】甘草は甘味料としても利用されている

(出題回数に漢方のカンゾウを含むかの問いは含まない)

(ストロン:匍匐茎ほふくけいとも言い、地上を這って伸びる茎のことで、そこから新たに育ち広がっていく)

牡丹皮ボタンピ[鎮痛鎮痙、鎮静、内臓痛]

(解熱鎮痛薬より転記)

・ボタン科、ボタンの根皮

当帰トウキ[血行改善、強壮、鎮静、鎮痛]

(婦人薬より転記)

・セリ科、トウキ又はホッカイトウキの根を通例、湯通ししたもの

☆☆柴胡サイコ[抗炎症、鎮痛]

(その他の漢方と生薬より転記)

・セリ科、ミシマサイコの根

黄芩オウゴン[抗炎症]

シソ科、コガネバナの周皮を除いた根


⇒胃腸薬(健胃系)

黄芩オウゴン[健胃(芳香)]

シソ科、コガネバナの周皮を除いた根

セイヨウトチノミ[血行促進、抗炎症]

・トチノキ科、セイヨウトチノキ(マロニエ)の種子

槐花カイカ[止血]

・マメ科、エンジュの蕾

槐角カイカク[止血]

・マメ科、エンジュの成熟果実

 

抗炎症成分(内用)

☆☆☆☆リゾチーム塩酸塩

(口腔咽喉含嗽薬より転記)

【禁】鶏卵アレルギー(成分の元のため)

【重】ショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症

(平成30年3月の手引き改訂で風邪薬等の一部からは削除された)

 

●止血成分(内用)

☆☆☆カルバゾクロム

・毛細血管補強、強化

 

●ビタミン成分(内用)

☆☆☆☆☆ビタミンE

・末梢での血行促進


⇒滋養強壮薬

主成分:トコフェロール(トコフェロール、トコフェロール酢酸エステル等)

抗酸化、血流改善

末梢血管障害による肩凝りや首筋の凝り、手足の痺れ、手足の冷え、しもやけ、更年期の肩凝りや首筋のこり、ひえ、手足のしびれ、のぼせ、月経不順、ビタミンの補給

【相】生理が早く来る、経血量が多い(女性ホルモン調整によるもので一時的なものであるが、出血が長く続く場合は要相談

 

●漢方(内用)[体力](含カンゾウ、マオウ、ダイオウ)

乙字湯おつじとう[中等度↑](カ、ダ)

・便が硬い、便秘傾向のもの:痔核、切れ痔、便秘、軽度の脱肛

【相】虚弱、胃腸が弱い、下痢

【重】肝機能障害、間質性肺炎

【副】嘔吐、激しい腹痛を伴う下痢

【注】切れ痔、便秘での使用は5,6回に止め、改善しない場合は相談

芎帰膠艾湯きゅうききょうがいとう[中等度↓](カ)

・冷え症で出血傾向、胃腸障害の無いもの:痔出血、貧血、月経異常、不正出血、皮下出血

【相】胃腸が弱い、下痢

【副】胃部不快感、腹痛、下痢

【注】使用は1週間に止め、改善しない場合は相談

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投稿日:2017年6月26日 更新日:

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